ワクドキとは、人との「つながり」が 「新たなつながり」を作る楽しさ
国道38号線沿い、富良野市西扇山地区で農業を営む奥平氏。 メロンや玉ねぎ、スイートコーン、小麦、アスパラなどを栽培する。近年では北 海道日本ハムファイターズ公認「ファイターズメロン」の販売をして、全国各地から注目を浴びている。また、北海道日本ハムファイターズふらの後援会の会長も務めている。
最近のワクワクドキドキは日本ハム戦の観戦
ー最近ワクドキしていることは?
奥平氏 日本ハムファイターズの野球観戦ですね。月1回位しか会場には行けませんが、出来る限り足を運ぶよう努力しています。
ーファイターズの後援会会長をされているそうですね。
奥平氏 はい。その「ファイターズメロン」というものを数年前から企画、昨年球団から公認を頂き、販売にいたりました。ある日球団からメディアも呼んでファイターズメロンを宣伝するので、「綺麗な格好で球場に来て欲しい」と言われた時はビックリしました。栗山監督と一緒に写真も撮らせて頂いたのですが、まさかメロンをその場で食べるとは思わなかったですね。だって、メロンって収穫して時間を置いてから美味しくなるもので、そのメロンは急いで収穫してファイターズの刻印をしたものですから、甘い訳がないんです。ドキドキしながら栗山監督のコメントを待っていたら「う〜ん、うちのチームと一緒でまだまだ発展途上のメロンですね」とおっしゃったんです。流石だなと思いました。笑
ーファイターズメロンの売れ行きはどうですか?
最近では電話注文だけではなく、SNSからの注文も増えています。インターネットを通してメロンを買ってくださったお客様が知り合いを紹介してくれたり、SNS上で宣伝してくださったり、1人が2人に2人が3人へと情報が広がっていくんです。今では全国各地の方と「つながり」が出来ています。このつながりを大切にして美味しい富良野の農作物をお届けしたいと思っています。
農業で女性も活躍できる時代になってきた
ー農家の後継者問題についてどう思いますか?
奥平氏 正直どこの地方も厳しい状況だと思います。近所の農家さんで若いお嫁さんが作業をしていたりすると安心しますね。最近では農業も機械化が進み、昔は手作業でやっていたことが機械で行えるようになってきましたので、女性でも活躍できる場になってきていると思います。また、これから先は恵まれた富良野の気候を生かしながらいかに収益を上げていくかそれぞれの工夫が必要になってくると思います。年に数回修学旅行生が来て、農業体験をしていくのですが、1・2時間程度ですので満面の笑みで帰っていきます。農業が仕事になるとそうもいきませんが、そのような活動を通して今後農業に興味を持ってもらうことで、農業の未来がさらに明るくなる事を願っております。
奥平正仁